「トリートメントって、色々な種類があって良く分からない…。」
と言う声をよく聞くので、比較してみました。
※美容師向けではなく、あくまでも一般の方向けに説明しているので、かなり噛み砕いての説明です。
3 STEPや4 STEPのシステムトリートメント
日本では、殆どの美容室でステップ式のシステムトリートメントを行っていると思います。
分子の小さいものから、ステップの順に中くらいのもの、大きいものと、詰めていくイメージです。そして最後にキューティクルの表面を整えて完了という流れです。
メリットは、最近では値段が下がってきたこと。
デメリットは、大きな分子のものが流れたら、中くらい、小さな分子も一気に全部流れ落ちてしまうので、持ちが余り良くありません。
ホームケア用のトリートメントを週に1度〜2度行う事によって、1ヶ月は効果のある状態を続けようというものです。
TOKIOインカラミの原理
5種類のトリートメント剤を使用しますが、1番目の薬剤はキューティクルを開いて、②〜④までの薬剤が髪の奥まで届くように浸透しやすくします。
中まで浸透したトリートメント剤が、中でじわじわと凝集結合されます
このトリートメント剤同士のの結合によって、髪の外に出づらくします。
よって、一般のシステムトリートメントより、長持ちするわけです。
さらにホームケア用のトリートメントを使用する事によって、良い状態を1ヶ月以上持たす事を目標としています。
次世代(5G)のトリートメントとは
ヘアマゼラントリートメント
もっと髪のミクロの部分まで作用していく薬剤と技法が開発されました。
髪の中にある、髪の形をつかさどる、繊維質に働きかけます、
健康な髪は次のような形をしています。
上記の写真を見て頂ければ分かるかと思いますが、SとSが結合されているのが、健康で若い時の繊維の繋がりです。
35歳を過ぎた辺り、または出産後、パーマやカラーを続けて行った場合に、このSとSの結合が壊れていき、ボワッとしたダメージのウネリ膨らみが出てきます。
ヘアマゼランは、このSの部分に、壊れて流れてしまったケラチンやコラーゲンを、このSの部分に定着させていく新しい分野でのトリートメントです。
施術してから7日後まで、どんどん髪の強度が増していきます。
それが、分子熟成型トリートメントと言われる由来です。
これによって、ホームケア用のトリートメントを行わなくても、1ヶ月半〜2ヶ月は良い状態を保つのを目指しています。
※極度なダメージの場合、使用しているシャンプーによって、もっと寿命が短くなる恐れがあります。
今までのステップトリートメントと違って、重たいベタついた感じが無く、子供の頃に戻ったような髪の揺れ方をします。
メリットは、自然にサラサラと子供の頃の髪質に戻れる。後からパーマをかけてもカラーを行っても良い結果がでる。
デメリットは、まだ料金が高い。