残業時間の上限規制が100時間までと、政労使合意されるにあたり、クロネコヤマトとアマゾンのサービスと料金について取りざたされていました。
美容業界にも当てはまります。
20歳〜30歳の美容師の年収は200万円〜300万円、多くて360万円(手取り)。もちろん表参道などの繁栄店では500万円以上もらっている美容師もいるが、労働時間と労働量がオージーの2倍と言っても過言ではない。
でも、オージーの美容師であれば、週に三日しか出勤しないパートタイムでも250万円なんて余裕でもらえる。有給28日/年がもれなく付いてくる(笑)
Brisbane City エリアの美容院であればカット料金が日本円で1万円〜1万5千円に対し、日本だと東京都内でも半額の5000円〜8000円、地方都市であれば1/3〜 1/5の2000円〜4000円の料金です。
日本の美容師は、毎日毎日練習をし、休日も講習会に行って勉強をして、自分の時間は全て美容業に捧げるくらい働いている。
オージーは、絶対にそんなことはない(笑)夕方5時には帰るし練習会なんて日々のサロンワークでしかない(笑)
なのに、どうして日本の美容師は年収がオージーの半分以下で、労働時間は倍近いのか。。。
そこには、日本人の「安く、良い物を」という消費者の流れに、企業が逆らえなくなってしまったのも一理あると思います。結果的に回り回って自分たちの生活の首を絞めているのだと思う。
あと、職人側も「サービス=安くすること」と勘違いして、自分の生活を苦しめて破綻に追い込むのもある。
資本主義は競争の原理が働くので、経費をとことん削減して料金を下げる企業もあっても良い、逆に真摯に仕事に取り組んで正統な料金を頂く企業もあってもいい。
ただし、もう「良い物は手に入れたい、でも出来るだけ安く」という悪い日本の風潮は良い職人を潰すと思う。消費者は、安さを求めるのであればクオリティーが下がるのを妥協する。本当にこだわって良い物を手に入れたいのであれば、それ相当の対価を払う。当然の原理だと思う。
美容業界も早く「良い技術を正統な料金で」というようにならないと、日本人美容師の良い職人が潰れていってしまう。
日本国全体が豊かになるためには、「良い物には正統なお金を払い、良い物を提供しているときは正統な代金を頂く」。それが無いうちは、残業問題もブラック企業も解決せず景気など良くならないと思う。
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「安く、良い物を」を消費者が求め過ぎ、それに企業が答えてしまった結果が今の日本の破綻した労働環境だと思う。安いなら質の悪い物。質の良い物を買うなら金を払う。当然の事なのにそれをしない。
https://togetter.com/li/925874
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